| さて、うちの会社はソフト会社ですので、社会的には“モノを作っている会社”ですが、私自身は今、直接モノを作っているわけではありません。
別に社長だから当然のように思われるかもしれませんが、何が言いたいのかというと、 実はプログラマになりたかったんですね、子供の頃から。
小学生の頃、ウルトラマンを見ていて、(わかるかどうか微妙ですが)サイレンとともに特殊な情報装置(?)からパンチ穴を空けたような紙テープが出てきて、それを見たウルトラ警備隊の隊員が
「怪獣が東京湾に現れました!」
と叫ぶ、そのシーンが毎回もっとも感動的だったんです。
「どうしてそれで“東京湾に怪獣”ってわかるんだぁ〜ッ」て。
まぁ、それがどうしてプログラマと繋がるのかはわかりませんが、当時はプログラマになればそんな暗号もわかるような気がしていました(笑)。
で、中学の時には当時はまだ珍しかったパソコンを買ってもらいゲームを作ったり、高校では3年になっても受験勉強よりも、ハンダゴテを片手にマイコンを組み立てたり、そのプログラムを書いたりと結構マニアックな少年でした。
そこで第一回にも書いていますが、当然のように職業としてはプログラマを目指していたわけです。
でも、結果的に私にはある意味才能がなかったのでしょう。 富士通時代に調査・評価用にいろいろな試作プログラムを組むことはありましたが、その途中でいつしか限界を感じていました。
この話は今でこそ気軽にできますが、当時は心では不安でも自分でそれを認めることはできなかったと思います。
ではどうして今は認めることができるようになったかというと、それでもモノ作りが好きだったからだと思います。結局は自分でモノが作れないなら、作れる人のサポートをしようと。
そして以前は嫌だった企画や営業の仕事を“モノを作るという視点”からやることで自分の役割が定まった、というか自信がついたということが一番大きな理由でしょうか。
また、そうなればもともとは技術思考だったので、2つの視点から物事を見ることができ、このことは非常に有利に現在働いていると思います。
今就活しているあなたには絶対になりたい職業や仕事があったり、または漠然とこういう仕事だけはしたくないとか、いろいろあると思いますが、それでも多分“あなたが本当にやりたいこと”が何かということは、今のあなたには絶対にわからないと私は思います。
なので、どんな仕事や職業についたとしても、とりあえず一度目指したことであれば何かを成し遂げるまで「理由」とか「やりがい」とかあまり余計なことは考えずに必死にやってください。
途中何度も不安になることがあると思いますが、それを乗り越えればきっと自分でも見えなかった何かが見えてくるハズです。
そうやって後から振り返って考えた時、その全ての過程が、あなたの判断基準を作り、あなたの役割というか役目を気づかせてくれるんだと思います。
本当にやりたいことってそういうことなんじゃないかと思うのです。
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