履歴書の代表的なうたい文句(?)の1つに「コミュニケーションには自信があります」があります。
感覚的には、履歴書の3通に1つは大きくこのことが書かれているのではないでしょうか。
(多分履歴書の書き方か何かの本に載っているんだと思うのですが...)
ただそういう人にも関わらず、面接がスムーズに噛み合わない人が大勢います。そういう人は多分、コミュニケーションとカンバセーションをごっちゃにして考えているんじゃないかと思ったりしています。
初めて会った人と気軽に打ち解けられる、学生時代サークルで人気者だった等はコミュニケーションではなく“カンバセーション力に自信があります”ということではないでしょうか。相手の立場や自分の立場、その利害等とは関係なく、楽しく会話ができる能力です。これはこれで、もちろん大切で、いい能力ですが...
ところが仕事上で必要なコミュニケーション力というのは、実は会話のことではありません。もちろんコミュニケーションを円滑に行うために「週末はどちらで過ごされました〜?」とか、「まぁまぁ、そう言わずに一杯どうですかぁ?部長!」ということも大事ですが、本当に重要なことは
“あなたが誰か” ということだと思います。
仕事では、あなたがお客さんや取引先と話をするときに、あなたが何を提供できて何がほしいのかを必ず明確にする必要があります。そして相手が何を求めていて、そのために何ができると思っているのかがわからないと、なかなか商談は成立しません。
コミュニケーション力とは、この自分の条件と相手の条件を(表面からは見えないところも含めて)すばやく理解し、お互いが分かり合う力のことなのです。決して表面上の会話をうまくキャッチボールすることではないのです。
そのためには、あなたが自分の裁量でその取引を確定できる権限がなければ、このやりとりはスムーズに成立しませんね。つまり、あなたは誰ですか?、何ができる人ですか?が重要なのです。
この関係が明確な場合、ほとんど話し合う必要はない程です。
では、あなたが会社に入ったら... まずは社内あるいは部内、課内であなたに何が提供できるのか?小さなことから、ひとつひとつ、毎日毎日、信用を重ねて、早く社内で立場のある人になるよう努力して下さい。
本当の仕事は実はそこからです。
|